2010年10月15日

自転車用 ジャージ

自転車用上半身ジャージは、自転車ロードレースに参加する選手のために開発されたため、通気性と軽さが重視されている。ロードレースでは前屈みの姿勢を取る時間が多いため、一般のジャージに比べると背中側の丈が長くなっていることが多い。さらに競技用のものは、ばたつきを抑えるため、体に密着する伸縮性と、速乾性も必要とされる。補給食やスペアボトルなどを入れるためのポケットが背中に付いているのも特徴の一つである。古くはサイクルウェア前(胸)にもポケットが付いていたが、やがて消滅し現在の形になったという。

プロ選手は、マラソン選手などの様に全面に、チーム名やスポンサーの名称が入ったユニフォーム(チーム・ジャージと呼ばれる)を着用し、走る広告としての働きもこなすツール・ド・フランスなどの自転車レースでは、その時点の各賞のトップ選手が一目でわかるよう、指定色の特別なジャージを着用する。特別な例としては、世界選手権優勝者が着用を許されるマイヨ・アルカンシエルと各国の国内選手権優勝者が着用を許されるナショナルチャンピオンジャージがある(どちらも次のチャンピオンが決まるまでの一年間のみ)。

サッカーなどと同じく、チームジャージのレプリカが一般に販売されている。自分のひいきのレプリカ・ジャージを着て、レース観戦に出かけるのも同様である。本節で扱うジャージ以外のものについてもチーム・レプリカが市販されているものがある。
近年、タイムトライアルに際しては、皮膚よりも空気抵抗の少ない素材で作ったワンピース型のスキンスーツを、着用する選手が多い。




Posted by サル5 at 12:51│Comments(0)
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