2010年12月20日

自転車の安全

先日、ちょっと危ないめに遭いました。
歩道をママチャリで走行していた女性が、いきなり車道へ飛び出し、車道の右側を走行する形になったので、車道の左側を走行していた私と、危うく正面衝突しそうになったのです。危険を回避するなど仕方なかったわけではなく、道路の反対側へ斜めに横断するため、一旦歩道から車道の右側へ出たようです。

その女性は、前方のクルマが途切れるのを見て、後ろからのクルマの接近を確認するため、振り返りながら車道に出たため、私の存在に気がつかなかったか、死角になったようです。特に急いでいた様子ではありませんでしたが、信号待ちするのが面倒なので、反対側へ渡るチャンスと見たのでしょう。

あまりに突然の行動だったので私も虚をつかれましたが、幸い、かろうじて避けることが出来ました。でも、あと少しで大惨事です。あまりに危険な行為に文句を言いました。その人も相当焦ったようですが、なんと逆ギレして車道を走っていることを非難しだしたのです。自分もいったん車道の右側を走行しようとしたにも関わらず、です。

ヒステリックになっているので、交通規則もヘッタクレもありません。自転車の車道走行の原則や、左側通行の順守を本当に知らなかったのかも知れませんが、自分の逆行や前方不注意を棚に上げ、自らの行動を何が何でも正当化しようとし、絶対に非を認めようとしませんでした。そのあまりに利己的な態度にも驚きました。

確かに、自転車は歩道を走るものと思っている人は多いと言います。最近は運転免許の取得率も昔と比べて高いですから、自動車学校の学科講習で習っている人も多いはずですが、軽車両についての交通規則など、とっくに記憶には残っていないということなのでしょうか。自分勝手な人も増えているのかも知れません。

近頃は中高生の中にも、そのルール違反、交通規則無視が目に余る者もいます。免許取得以前の年齢でも、おそらく小学校からの間に交通ルールについて学ぶ機会はあったはずです。しかし、勉強にも受験にも関係ないし、まともに聞いていなかったりするのでしょう。知っていても守る気がさらさらないか、どちらかです。

何度か年配の方が注意しているのを見たことがありますが、その生徒の担任でもない限り、街で規則違反を咎める人は少ないと思われます。今どきなら、逆ギレされ、刺されてもおかしくありません。実際、そうした事件も起きているようですから、大人の見て見ぬふりは必ずしも責められません。

先日、ヘッドフォンで音楽を聴いたり、携帯電話を使いながらの走行の禁止が教則に加えられると報じられましたが、自分のことしか考えずに自転車で暴走したり、無法な走行をする人は後を絶ちません。自らが怪我をしたり、人を怪我させて罰や賠償を負う危険があるにもかかわらず、そのリスクに気づいていないか、無視しています。

高齢者に死者も出るなど、歩行者との事故が急増し、無秩序で無法な状態は拡大し、歩行者はもちろん、善良な自転車乗りにとっても危険な場合があります。警察も取り締まっていますが、すべてに目が届くわけではありません。そんな時、つくづくこんなヒーローがいてくれたら、と思ってしまうのが“Sprocket Man”です。  


Posted by サル5 at 16:17Comments(0)

2010年12月18日

自転車パンクの原因

パンクは自転車にとって永遠の課題である。パンクの要因とその原因を理解する事で少しは予防対策が立てられるかな。
①空気圧低下によるリム打ちパンク
 空気圧を適正に保つ事が何より重要。妥協せず乗る前にはゲージ付きポンプで圧力をチェックし補充しておく癖をつける事。空気圧が不十分な場合は段差などに乗り上げる際、チューブが押しつぶされてリムに挟まり傷が付いてしまう。なので特にチューブのインナーサイドに2つ穴があく(スネークバイドと呼ばれ、ヘビが咬んだような形で穴があく)。場合によってはスポーク穴をカバーするリムテープなどがズレていたり、サイズが不適切だったりして、ニップル穴の角で傷を作ってしまう事もある。リムテープを耐圧性のものに交換するという方法もある。

②異物の突き刺さり
 細かい異物までよけながら走るのは不可能であろうが、やはりガラス片や針金などが散乱している場合は、極力さける事が重要であろう。特に異物によってはすぐに空気が抜けない事も多く、翌日気付くなんてこともしばしば(スローパンクと呼ばれる)。走った後は目視で確認し、異物の突き刺さりを点検する事が最も予防につながる。タイヤを貫通してチューブを傷つけるたけ、チューブのアウター側に穴があく。前輪よりも後輪が多いらしい。

③虫ゴムの劣化
 仏式のプレスポはまだ置いておいて、軽快車等の多くは英式バルブを採用しており、逆止弁のシールゴムが劣化していたりするとリークが発生する。定期的な交換が必要なパーツでもあり、まずは虫ゴムが劣化していない事を確認する事。スーパーバルブと呼ばれる改良品もあり、こちらは劣化が少なくオススメである。またいたづら目的でバルブを開放して空気を抜く不届きものもいるため、パンク修理を試みる前に虫ゴムの点検が必須である。今では100円ショップで気軽に手に入る。

④その他
 いたづら防止とは言っても空気を抜くくらいならまだマシかも。盗難とか、破壊とか、やはり心無い人たちは残念ながら世の中にはある一定数存在する。サドルを盗まれる話はよく聞くが、クイック式からナットに切り替えるのが最もよかろう。今回はカナフに虫ゴムの盗難防止対策を施してみたのでご参考までに。
  


Posted by サル5 at 12:41Comments(0)

2010年12月09日

通勤・移動時間を運動の時間に!!

折りたたみ自転車は乗り物ですから、通勤、通学の手段に使えます。

職場や学校までが遠すぎるのなら、例えば、途中の駅に折りたたみ自転車置き場を借りて、
そこまでの折りたたみ自転車通勤、通学をしてみては?



運動の時間を確保するためと考えれば、トライする価値はあるでしょう。

買い物などで外に出る場合も、折りたたみ自転車を使わない手はありません。
例えば、行きだけ遠回りしたり、走る時間を決めたりといったように、
折りたたみ自転車に乗ることを習慣にして、定期的に実行しましょう!
短い時間でも乗らないより乗った方がいい!短い移動は車より、
なるべく折りたたみ自転車を使うようにしましょう。
そうすればガソリンの節約にもなりますし、温室効果ガスの排出抑制にも貢献出来ます。

いつも折りたたみ折りたたみ自転車を目に付く所、出しやすい所に置くのも大切な工夫。
乗り始めて、カラダが変わってきたら、乗らずにはいられなくなるはずです!

  


Posted by サル5 at 19:52Comments(0)

2010年12月05日

自転車活用に積極的な街

スペインなどはロードレースも盛んで、自転車競技の人気がとても高い国なのに意外な感じです。見る自転車と乗る自転車は違うということなのでしょうか。確かに、スペインに自転車先進国というイメージはありませんが、もう少し乗る人がいても良さそうなものです。

これに対し、日本は約350キロです。デンマークやオランダにはかなわないものの、自転車に乗る人が多い国であることは間違いありません。ちなみに、アメリカは約30キロ程度と、スペインと同じクラスです。やはり、さすが自動車王国、クルマの国です。

もちろん、国単位の平均で比較するとこうなりますが、アメリカやスペインにも自転車に乗る人はいます。ただ、全体からみると自転車に乗る人の割合が少ないということです。年間で30キロなんて、ほとんど乗っていないのと同じですが、平均するとその程度になってしまうくらい乗る人の割合が少ないわけです。

当然、自転車に乗る人の割合は、同じ国の中でも地域によって大きく違います。全体の平均で30キロしかないスペインは、他のヨーロッパ諸国と比べて自転車が乗られているとは言えませんが、自転車の活用に力を入れている地域もないわけではありません。

例えば、バスク地方のサンセバスチャン(ドノスティア)です。バスク地方では2番目に大きな都市ですが、人口18万人ほどの街です。バスク地方はロードレースも盛んな地域で、サンセバスチャンでも夏にクラシカ・サンセバスチャンのレースが行われます。

あまり自転車に乗る人が多くないスペインにあっても、サンセバスチャンでは、昔から自転車走行空間の整備に努めてきました。(上の写真。)クルマの使用を減らして自転車に乗ることを推奨し、市民にも広く呼び掛けています。スペインにあっては、珍しく自転車活用に積極的な街と言えます。
  


Posted by サル5 at 18:59Comments(0)