2010年12月18日

自転車パンクの原因

パンクは自転車にとって永遠の課題である。パンクの要因とその原因を理解する事で少しは予防対策が立てられるかな。
①空気圧低下によるリム打ちパンク
 空気圧を適正に保つ事が何より重要。妥協せず乗る前にはゲージ付きポンプで圧力をチェックし補充しておく癖をつける事。空気圧が不十分な場合は段差などに乗り上げる際、チューブが押しつぶされてリムに挟まり傷が付いてしまう。なので特にチューブのインナーサイドに2つ穴があく(スネークバイドと呼ばれ、ヘビが咬んだような形で穴があく)。場合によってはスポーク穴をカバーするリムテープなどがズレていたり、サイズが不適切だったりして、ニップル穴の角で傷を作ってしまう事もある。リムテープを耐圧性のものに交換するという方法もある。

②異物の突き刺さり
 細かい異物までよけながら走るのは不可能であろうが、やはりガラス片や針金などが散乱している場合は、極力さける事が重要であろう。特に異物によってはすぐに空気が抜けない事も多く、翌日気付くなんてこともしばしば(スローパンクと呼ばれる)。走った後は目視で確認し、異物の突き刺さりを点検する事が最も予防につながる。タイヤを貫通してチューブを傷つけるたけ、チューブのアウター側に穴があく。前輪よりも後輪が多いらしい。

③虫ゴムの劣化
 仏式のプレスポはまだ置いておいて、軽快車等の多くは英式バルブを採用しており、逆止弁のシールゴムが劣化していたりするとリークが発生する。定期的な交換が必要なパーツでもあり、まずは虫ゴムが劣化していない事を確認する事。スーパーバルブと呼ばれる改良品もあり、こちらは劣化が少なくオススメである。またいたづら目的でバルブを開放して空気を抜く不届きものもいるため、パンク修理を試みる前に虫ゴムの点検が必須である。今では100円ショップで気軽に手に入る。

④その他
 いたづら防止とは言っても空気を抜くくらいならまだマシかも。盗難とか、破壊とか、やはり心無い人たちは残念ながら世の中にはある一定数存在する。サドルを盗まれる話はよく聞くが、クイック式からナットに切り替えるのが最もよかろう。今回はカナフに虫ゴムの盗難防止対策を施してみたのでご参考までに。
  


Posted by サル5 at 12:41Comments(0)